”所詮かねこなんで”と言い訳をしていた看護師の行く末

30代2児→3児のパパw。看護師・保健師・ケアマネ取得。ちゃんとポンコツ。看護師経験や、個人的な相談活動の経験、日々の小さな挑戦を記事にしていきますw

ポンコツ看護師の訪問看護時代の話

ポンコツ看護師】

訪問看護時代に学んだ人間力や生活力

 

どうも、こんにちは。

所詮かねこなんでと言われてもちょっと興味をくれると嬉しいです!

 

今回は、

訪問看護時代に培った価値観を紹介しようと思います。

共感や、コメントがあればぜひお願いします!

 

 

はじめに

3行要点:どんなエピソード?

・クリスチャンが運営する訪問看護ステーション

・患者様ではなく、利用者様

・生活の場にお邪魔させてもらっている立場ゆえに、生活する力がないと観察できない

 

 

 

 

 

 

少し長くなりますが、お付き合いください。

訪問看護時代に学んだ人間力や生活力

ポンコツ看護師は元々大学病院の掃き溜めで勤務していました。

そこでは医療的な意識や経験は浅く広く学ぶことができました。

特に一月だけ経験したICUでは、圧倒的なフィジカルアセスメントとディープな知識が求められると実感し、今も精進しています。

 

 

 

 

さて、そんなおれだけど妻との結婚を機に病院辞めます。

妻家族がクリスチャンであり、所属する団体で訪問看護部門があるのでそこで世話になることになりました。

不思議な縁でしたが、大学病院勤めでは子育てが無理

在学中から緩和ケア・在宅領域に興味をもっていたため(夢は在宅ホスピスを立ち上げること)、ありがたい縁でした。

 

 

 

 

そのクリスチャンの団体では隣人愛を大切にしています。

看護師が愛を運ぶことで、空気が変わるといったような社訓です。

医療者でなければ、

「資本主義社会だろ」

「他人とかそこまで気にかけられんやろ」と鼻で笑っていたと思います。

 

 

 

 

まず一番初めに教わったことが

「患者さまではなくて、利用者さま

「医療を受けにきたのではなくて、私たちがお宅にお邪魔させていただく立場

ということでした。

 

ついつい「このケースでは・・・」などとこなれた看護師感が出てしまうものなら、

「ケースではなくて、○さんの場合」

小さなことでも、利用者さまの観点から指導を受けました。

心から人を見ようとしている

と思わされました。

 

 

次に教わったのが、

なんと掃除のお手伝いでした。

そんなことあります?

看護の仕事をしていて、環境整備以外の普通の掃除。掃除機に雑巾、トイレ掃除

昼食はできるだけ職員全員で円卓を囲んで、

朝から作ったメイン食事+持ち寄りの料理

 

 

 

もう一度いいます。

そんなことあります?

 

 

アットホームにもほどがあるやろ!!!

休憩室で育児までいただいてまあ!!!!

クリスチャンが母体の訪問看護ステーションであり、

料理や育児など、クリスチャン同士のお手伝いなどがあって実現している状況でしたが、とてもありがたかったし感動しました。

かのマザーテレサの施設もそういうところなんだろな何ておもいつつ

 

 

 

利用者さまは病気を抱える中で、自宅で過ごす選択肢を取っています。

基本的な生活ができない人間が

どうして他人の家で生活の観察ができようか。

この利用者さまはご飯どうしているかな?

掃除はできているかな?

通院はどうしているかな?

家族との関係はどうかな?

 

自分ができていないこと・興味がないことは相手にも向きません。

そんな人間としての力を養うことが必要でした

 

 

 

ろくに掃除もしない・ほとんどが居酒屋かコンビニの食事

そんな当たり前の人間にすらなれていないポンコツでしたから、

生活のアセスメントなぞ机上の論に近いわけです。

 

 

 

私事のためたった一年で退職することになりましたが、

人間力を高めること・生活力を高めることは今でも意識しています。

家事を「手伝う」という世の中の主婦を敵に回すような考えから、

家事を「担う」や「協力する」に意識が変わったと思います。

 

 

 

 

まだまだポンコツポンコツなので、

「できる」を増やしてスキルも、心のキャパも広げていきたいです。

皆さんも、人間力や生活力を高めることを意識するのはいかが?

医療知識以外のアセスメントの幅が広がり、

患者さまや利用者さまに寄り添った看護がしていけるといいですね。

おれは仕事だけでなく、夫婦生活や子育てにも素敵な影響を受けています。

 

 

 

 

ここまで読んでくれてあとんす